最近夫が忙しくて私のワンオペ育児が続いています。
夫の働き方は異常です。半月で既に時間外が100時間に達しようとしています。
しかも、週の半分くらいは出張して家におりません。
電通の方々も驚くのではないでしょうか。
夫には同情しますが、私も幼子2人を抱えてフルタイムで働く身。
ワンオペになると中々の重労働で最近イライラが止まりません。
私は過去にも何度か夫の働き方に対して怒りをぶつけたことがあります。その場では夫も立ち止まって考え、働き方を変えようとしますが、一か月ともちません。
今日はそんな私の悩みを『嫌われる勇気』のアドラー先生はどうとらえているか紹介します。
『嫌われる勇気』の中でもワーカホリックについての話があります。
『嫌われる勇気』に出てくる青年が哲人に自分の父がワーカホリックで家庭を顧みなかったことを伝えたときのお話です。
おそらく彼らは「仕事が忙しいから家庭を顧みる余裕がない」と弁明するでしょう。しかし、これは人生の嘘です。仕事を口実に、他の責任を回避しようとしているに過ぎません。本来は、家事にも、子育てにも、あるいは友人との交友や趣味にも、すべてに関心を寄せるべきであって、どこかが突出した生き方などアドラーは認めません。
-P248『嫌われる勇気』岸見一郎 古賀史健
私の立場ではここまで読むと
その通りだ!アドラーだって仕事だけの生き方なんて認めてないぞ!
と思うのですが、本の後半で哲人は青年の父の生き方についてこう言います。
あるいはお父さまの場合も、毎日の仕事を真剣に踊ってこられたのでしょう。大きな目標があったとか、その目標を達成できたとか、そんなことは関係なく、「いま、ここ」を真剣に生きてこられた。だとすれば、お父さまの生は幸福だったはずです。
-P273『嫌われる勇気』岸見一郎 古賀史健
ラストでまさかのどんでん返し。ワーカホリックオヤジが肯定されるんですね。
さすが哲学。頭の中がぐるぐるしてきます。
もっと家庭のことを顧みてほしい気持ちがある一方で真剣に生きているとしたら、それを邪魔していいのか。
『嫌われる勇気』は自分を変える本であって他人を変える本ではないので、
つまり私がワーカホリック夫を受容するのも1つの解決策・・・!!
結局、何事も人に期待しちゃいけないんですよね。
でも、子育てをする夫婦ってそういうわけにもいかないから複雑です。
哲人だったら私のこの悩みにどう答えてくれるのでしょうか。気になるところです。
もし、読んだ方で自分ならこう考えるというお話あったら是非聞きたいです。
コメントお待ちしています。